↑イメージ:スターゴシップバズ作成
こんにちは、スターゴシップバズのTです。
声優専門学校のパンフレットを開くと、アフレコ、舞台演技、歌、ダンス、動画配信など、さまざまな授業が並んでいます。楽しそうな反面、「声優になりたいのに、なぜこんなに幅広く学ぶの?」「何年通えば必要なことを身につけられるの?」と、学校生活が見えにくくなることもありますよね。
私が学校選びで大切にしたいのは、科目の多さより、基礎を学び、自分で演じ、指導を受けてやり直せる流れです。俳優やeスポーツ、アニメ制作にも興味があるなら、その学びが声優の実技とどうつながるかも見ておきたいところ。
この記事では、声優専門学校のカリキュラム、修業年数、講師の見方を解説します。資料請求のあとに何を比べ、体験授業でどこを確かめればよいかまで、あなたが進学先を考える順番に沿って見ていきましょう。
- 発声や演技からアフレコまでの授業内容
- 修業年数と学年ごとの学びの違い
- 講師の実績と指導方法を見極めるコツ
- 俳優・eスポーツ・漫画やアニメとの学び方
最終更新:
この記事では、比較対象として声優を学べる専門学院なども扱います。学校の制度上の区分や授業内容は同一ではありません。掲載内容は確認時点の案内に基づき、実施科目や担当講師は入学年度・校舎・専攻によって異なります。
声優専門学校のカリキュラム
↑イメージ:スターゴシップバズ作成
声優の授業は、マイクの前で台詞を読む練習だけではありません。声と言葉の基礎、役を演じる力、収録への対応、自分を知ってもらう準備までを学びます。代表的な科目と、それぞれを学ぶ意味を見ていきます。
発声・滑舌・アクセント
発声は、思い描いた表現を声にするための土台です。姿勢や呼吸、声の出し方に加え、言葉を聞き取りやすく届ける滑舌、語の高低を扱うアクセントなどを練習します。大声が出ればよいわけではなく、小さな声でも言葉や感情が伝わることが大切ですよ。
例えば、文章の最後だけ聞き取りにくくなる人と、急ぐと特定の音が曖昧になる人では、取り組みたい課題が違います。授業を選ぶときは、全員で読み上げる練習に加えて、自分の読み方を聞いてもらえる機会があるかを確認してください。
方言があるからといって、すぐに向いていないと考える必要はありません。作品で求められる話し方を理解し、必要に応じて使い分ける練習ができるかがポイント。録音を聞き直し、どの音をどう直すか説明してもらえる授業なら、自宅での復習にもつなげやすいでしょう。
演技と台本の読み取り
演技では、登場人物がどこにいて、誰に、何のために言葉をかけるのかを考えます。台本読解とは、その状況や人物の関係を台本から読み取ること。「悲しい台詞だから悲しそうな声にする」だけでは表せない部分を掘り下げていきます。
同じ「大丈夫」でも、相手を安心させたいのか、自分の不安を隠したいのかで言い方は変わりますよね。相手の反応を受けて言葉が出る練習、短い場面を演じる練習、決められた台詞を使わない即興演技などは、その違いに気づく手がかりです。
シラバスと呼ばれる授業計画があれば、読むだけで終わらず、実際に演じて講評を受ける構成かも見てみましょう。講師の見本をまねる時間だけでなく、自分がその演技を選んだ理由を説明し、別の表現を試せる時間があると、学ぶ内容を具体的に想像できます。
アフレコ・吹き替え・マイク
アフレコでは、映像の動きや台詞のタイミングを捉えながら演じる練習をします。外国作品の吹き替えなら、画面の人物の呼吸や表情、動きも手がかりになります。ゲームの音声収録なども学べる課程では、映像が十分にない状態で状況を想像する課題が扱われることもあります。
同時に学びたいのが、マイクとの距離、台本を扱う音への配慮、複数人で収録するときの動き方です。ただし、機材の使い方を覚えることと、役を自然に演じることは別の課題。録音した声を聞き、演技と収録動作の両方を直せるかを確かめたいですね。
「プロ仕様のスタジオ完備」という説明を見つけたら、その設備を自分の学年・専攻がどの程度使うのか聞いてください。見学できる設備と、日常の授業で使える設備が同じかどうかまで分かると、入学後のイメージが具体的になります。
ナレーション・朗読・司会
ナレーションは、情報や作品の雰囲気を、聞き手に届く言葉で伝える分野です。商品紹介、落ち着いた解説、明るい番組の案内では、読み方も変わります。正確に読むだけでなく、どこに意味の区切りを置き、どの言葉を聞き手に残すかを考えます。
朗読は、文章から場面や人物を思い浮かべてもらう表現。司会やラジオの授業では、台本通りに進める力に加え、相手の話を受けて応じる力も学習の対象になります。
歌・ダンス・身体表現
↑イメージ:スターゴシップバズ作成
歌やダンスを取り入れる課程には、音楽活動や舞台も視野に入れたものがあります。声優アーティストを目指す人なら、歌唱だけでなく、観客への見せ方やステージでの動きも気になるところでしょう。一方で、身体を使った演技の基礎としてダンスなどを学ぶ場合もあります。
ここで区別したいのは、全員が受ける基礎科目と、希望者が深く学ぶ専攻科目です。歌やダンスがあることだけで、声優の授業が不足すると決まるわけではありません。何を目的とした授業で、演技や収録実習とどのように組み合わされるのかを見ましょう。
未経験なら、最初から経験者と同じ課題なのか、習熟度に応じた指導があるのかも聞いておくと安心です。必修科目の範囲と評価方法を知ることで、「苦手だから無理かも」という漠然とした不安を、入学前に準備できることへ変えられます。
自己紹介とボイスサンプル
セルフプロデュースとは、無理に目立つことではなく、あなたの特徴やできる表現を相手に伝える準備です。プロフィール、自己紹介、写真、声の見本となるボイスサンプルなどを通して、審査する人があなたを理解しやすい形にしていきます。
ボイスサンプル制作では、収録設備の豪華さ以上に、原稿選びから講評、再収録まで相談できるかが気になります。録音した時点では難しかった表現も、練習後には変わるかもしれません。提出用の音声をいつ作り、どこまで更新できるのか聞いてみてください。
AMG東京の声優学科では、発声や演技、アフレコに加え、ナレーション、ダンス、ボイスサンプル制作、模擬オーディションなどが紹介されています。これは一校の例ですが、演じる授業と、仕事に応募する準備を分けて見ると、カリキュラムの役割が分かりやすくなります。
声優専門学校は何年通う?
声優を学ぶ課程には2年制や3年制などがあり、選ぶ学校・専攻によって修業年数が異なります。同じ期間でも授業の組み方はさまざま。「何年か」と「その間に何をするか」をセットで確認しましょう。
年数と学習内容を比べる
例えば、日本工学院の声優・演劇科は2年制、東京アニメーションカレッジ専門学校には3年制の総合声優コースがあります。AMG東京の声優学科本科も全日2年制として案内されています。ただし、専門学校と専門学院では制度上の扱いが異なるため、期間だけをそろえて同じ課程と考えないようにしてください。
2年制なら限られた期間で基礎から応募準備までどう進むか、3年制や4年制などなら増える期間に何を積み重ねるかが判断のポイントです。長く通うほど必ず有利になる、短期間なら必ず効率がよい、とは言い切れません。
| 比較項目 | 2年制で見たいこと | 3年制・4年制などで見たいこと |
|---|---|---|
| 基礎の習得 | 実習と並行して復習できるか | 学年ごとの到達目標が明確か |
| 専門実習 | 希望分野の実技がいつ始まるか | 追加の期間で何を深く学ぶか |
| 進路準備 | 応募準備と授業を両立できるか | 応募や外部実習がいつ始まるか |
| 生活の計画 | 授業外の練習時間を取れるか | 卒業まで学費と生活費を確保できるか |
卒業時に得られる称号や資格についても、学校名だけで判断せず、入学する年度の学科・課程ごとに確認が必要です。
学年ごとの到達目標を見る
学年別のカリキュラムでは、科目名が変わるかより、課題がどう発展するかに注目してください。例えば、短い会話を演じる段階から、作品全体の流れを踏まえて役を演じる段階へ進むなら、学習のつながりをつかみやすいでしょう。
日本工学院の声優・演劇科は、1年次に共通の演技基礎を学び、2年次から声優、俳優・タレントのコースに分かれる構成です。同じ声優志望でも、入学直後から専門実習を多く行う課程とは、学ぶ順番が異なります。
基礎中心の授業に意味があるかは、後の実技へどうつなぐかによります。「1年次が終わるころには何ができる想定ですか」「苦手な課題が残った場合は誰に相談できますか」と聞くと、進級後まで見通せますよ。
(出典:日本工学院「声優・演劇科」)
卒業とデビューは別の節目
学校の修業年数は、カリキュラムを修了するまでの期間です。卒業と同時に必ず事務所に所属できる、一定期間通えば仕事を得られる、という意味ではありません。在学中に応募する人もいれば、卒業後に養成所などで学び続ける人もいます。
進学先を考える段階では、卒業予定時期と、目指すオーディションの応募条件も合わせて見ておきましょう。年齢条件がある募集では、その時点の年齢が関わるためです。募集条件は変わることがあるので、将来も同じ条件だと決めつけないことが大切です。
また、週末や夜間の講座で示される受講期間は、全日制の修業年数と単純には比べられません。通う頻度や授業時間も知りたい場合は、働きながら通える声優学校と夜間・オンラインの比較も参考にしてください。
時間割から実技量を確かめる
魅力的な科目が並んでいても、あなたがどれだけ演じられるかまでは分かりません。時間割を見るときは、必修・選択の区別、実施回数、授業中の人数を合わせて確認すると、学習環境を比べやすくなります。
必修科目と選択科目の違い
パンフレットに載る授業が、すべての学生の時間割に入るとは限りません。必修なのか、選択できる科目なのか、特定専攻だけが対象なのかで、受けられる内容は変わります。体験イベントで扱った課題が、通常授業でも同じ頻度で行われるかも別に確認したいところです。
例えば、吹き替えを学びたくて選ぶなら、対象学年、開講する学期、授業回数まで聞いてみてください。「学べます」という回答だけでなく、いつ、どの授業で取り組むのかが分かれば判断しやすくなります。
他学科の授業を選べる制度でも、定員、時間割の重複、事前に必要な知識などの条件があるかもしれません。制度があることと、希望する授業を実際に受けられることは分けて確認しましょう。
一人ずつ演じる時間を見る
授業時間には、講師の説明、準備、他の学生の演技を見る時間も含まれます。そのため、「アフレコ実習が週に何コマあるか」だけでは、一人がマイク前に立つ時間は分かりません。実習時の人数や班分け、交代の方法も大切な情報です。
例えば、90分の授業を20人が受けるとして、単純に割れば一人4.5分です。しかし、これは考え方を示す仮の計算で、実際の出演時間ではありません。説明時間もあれば、複数人が同時に演じる場面や、別室で班ごとに練習する場合もあります。
そこで、「通常の実習では一人が何回演じ、何回助言を受けられますか」と聞くのが具体的です。他の学生の演技を見ることにも学びはありますが、自分で試し、直したあとにもう一度演じられるかは、別の確認項目として持っておきましょう。
授業時間の数字を比べる前に
「1コマ」「1時限」の長さや、年間の授業週数は学校によって異なります。上の90分・20人は説明用の仮定です。一般的な目安の数字で志望校の実態を推測せず、休憩を除いた時間と実施回数を確認してください。
講評と自主練習まで含める
一度演じて終わる授業と、録音を振り返って次の課題を決める授業では、持ち帰れる内容が違います。録音の共有や持ち帰りが可能か、個別の講評があるか、次の授業で改善を見てもらえるかを聞いてみてください。教材によって利用条件が異なる場合もあります。
自主練習については、空き教室やスタジオを使える時間、予約方法、機材の扱いを相談できる人の有無まで確認したいですね。施設があっても、授業やほかの利用で埋まっていれば、好きな時間に使えるとは限りません。
◆Tのワンポイントアドバイス
私なら「実習は多いですか?」に続けて、「演じたあと、何を直すか教えてもらい、同じ課題をやり直せますか?」と聞きます。授業の長さだけでは見えない、学び方の違いが分かる質問ですよ。
声優専門学校の講師の選び方
好きな声優が講師として紹介されていると、気持ちが動きますよね。その魅力も大切にしつつ、担当する授業、受講できる頻度、説明の分かりやすさまで見ていきましょう。
通常授業と特別講義を分ける
講師紹介には、日常的に授業を担当する人、特別講義に登壇する人、過去のイベントに出演した人などが載ることがあります。写真や名前があるだけで、入学後に毎週教わると受け取らないようにしてください。
講師目当てで検討するなら、「希望する校舎と専攻で、どの科目を、どの学年に教える予定ですか」と確認しましょう。
特別講義には、普段と違う視点に触れられる価値があります。一方、毎日の成長を支えるのは、継続して課題を見てもらう授業です。憧れの人に会える機会と、日常的な指導の体制を、それぞれの良さとして見たいですね。
実績と担当分野のつながり
声優専門学校の講師を調べるときは、出演作品の数だけでなく、担当科目と実務経験の関係を見てください。アニメ、吹き替え、ナレーション、舞台、歌唱では、指導で扱う課題が異なります。あなたが学びたい分野に関わる経験があるかが比較の入口です。
例えば、ナレーションを希望するなら、映像や原稿に合わせた読み方を誰が指導するのか。演技を深めたいなら、声優だけでなく俳優や演出家による指導がどう組まれているのか。講師陣全体で見ると、一人の知名度からは分からない特徴が見えてきます。
ただし、現役で活躍していることだけで、あなたに合う教え方かまでは分かりません。実績を入口にして、次は説明の具体性と、質問に応じてもらえる環境を確かめましょう。
教え方と相談のしやすさ
体験授業では、褒めてもらえたかだけでなく、助言のあとに何をすればよいか分かったかを振り返ってください。「もっと気持ちを込めて」という指示に加えて、場面の捉え方や相手への働きかけを説明してもらえると、次に試すことを見つけやすくなります。
厳しい指摘でも、理由が理解できて練習につながるなら意味があります。逆に、質問すること自体が難しいと、分からないまま進むかもしれません。あなたが納得して挑戦できるか、ここは遠慮せず見てよいところです。
また、実技の担当講師と、履修や進路を相談する担任・職員の役割も確認しましょう。複数の助言を受けて迷ったときや、授業についていけないと感じたときに、誰へ相談できるのかまで分かると安心です。
俳優や複合分野も学べる?
声優に加えて、俳優、eスポーツ、漫画やアニメに触れられる学習環境もあります。ただし、「同じ学校に学科がある」「授業を選べる」「作品を一緒に作る」は、それぞれ違う仕組みです。
俳優と声優を学ぶ場合
俳優と声優を学べる専門学校では、人物や場面を理解する演技の基礎を共有しながら、舞台、映像、音声などの表現を学ぶ構成が考えられます。身体を使って役を演じる経験は、姿勢や動きと気持ちの関係を考える機会にもなります。
とはいえ、舞台で客席へ届ける演技と、マイクを通して伝える演技では、注意を向ける点が変わります。声優が第一希望なら、舞台演技だけでなく、音声収録や映像に合わせた演技を学ぶ機会がどの学年にあるか確認してください。
「どちらも目指せる」という案内も、全員が同じ授業を受けるのか、途中でコースを選ぶのかで意味が異なります。配役の決め方、公演に参加する条件、声優向けの応募支援まで聞けると、進路とのつながりが見えてきますよ。
eスポーツと声優を学ぶ場合
声優とeスポーツの両方に興味があるなら、ゲームの何に関わりたいのかを考えてみてください。キャラクターを演じたいのか、大会を実況したいのか、配信で人を楽しませたいのか。それによって、必要な授業はかなり変わります。
キャラクター音声なら演技や収録、実況なら試合展開を素早く言葉にする練習、司会なら進行や出演者とのやり取りが気になるはずです。競技の練習をたくさん行うことが、そのまま声優の演技練習になるわけではありません。
学校名にeスポーツと声優が並んでいても、専攻が別の場合があります。両分野の授業を受けられるか、追加費用や履修条件があるか、声優実技と時間が重ならないかを確認しましょう。声優志望なら、発声・演技・収録の時間を確保したうえで関連分野を選ぶ、という順番が分かりやすいかなと思います。
漫画・アニメとの共同制作
↑イメージ:スターゴシップバズ作成
漫画やアニメ、声優を学べる学校では、制作する学生と演じる学生が一緒に作品へ取り組む機会が設けられていることがあります。例えば、日本工学院はマンガ・アニメーション系学科の作品へのアフレコ参加を紹介しています。
こうした経験で注目したいのは、出演したという事実だけではありません。人物設定を確認する、制作側の意図を聞く、収録後の修正に応じるといった過程まで経験できるか。完成まで関わることで、演技が作品の一部分になることを実感しやすくなるでしょう。
一方、声優学科へ入れば漫画の描き方やアニメ作画も専門的に学べるとは限りません。共同制作の参加条件、配役の選考、年間の実施予定を確認してください。学内制作、企業との実習、報酬のある仕事も同じものではないので、案内の言葉を分けて読むことが大切です。
過去の共同制作と入学年度の予定は別です
学科の募集状況が変わると、参加できる制作や履修内容も変わる可能性があります。AMG東京は2027年4月入学生について声優学科のみ募集すると案内しています。過去の他学科との制作実績を見て、同じ体制が続くと判断せず、入学年度の実施予定を聞いてください。
資料請求と体験授業で確認する
ここまでの内容は、候補校へ同じ質問をするために使えます。資料では授業の仕組みを、体験では指導の受け取りやすさを確認すると、学校の印象だけに頼らず選べますよ。
時間割と授業計画を取り寄せる
最初は、通える地域と希望分野に合う学校を候補にし、最新の学校案内、募集要項、学年別の時間割例を取り寄せましょう。科目の目的や評価方法を知りたいときは、シラバスが公開されているか、入学相談で説明してもらえるかも聞いてみてください。
比べる際は、同じ入学年度・希望校舎・専攻を指定するのがコツです。過去の時間割例しかない場合は、次年度の変更予定を確認します。未定の項目は未定のまま扱い、希望どおりになる前提で出願しないようにしたいですね。
資料を受け取ったら確かめたいこと
「発声・演技・収録はいつ学ぶか」「必修と選択の範囲はどこか」「実習の人数と講評方法はどうか」「普段の担当講師は誰か」「卒業までの費用はいくらか」。この項目をそろえると、学校ごとの違いをつかみやすくなります。
候補校そのものを比べたい場合は、声優専門学校を学費・実績・オーディションで比較した記事も活用してください。
体験授業で助言を受けてみる
体験授業では、できれば自分で声を出し、助言を受けてもう一度試してみましょう。「楽しかった」に加えて、「何を変えればよいか分かった」と感じられるかが、相性を考える材料になります。初回の出来だけで向き不向きを決める必要はありません。
見学だけの場合も、学生が質問できているか、講師が個々の課題に触れているか、実習の交代がどう進むかを見られます。ただし、体験授業は通常授業と人数や内容が違うことがあるため、普段の様子も尋ねてください。
持ち物や当日の見方は、声優専門学校のオープンキャンパスで確認したい項目で詳しく紹介しています。
学費と通学後の時間も考える
授業が充実していても、生活費を補うためのアルバイトで復習時間が取れなければ、続ける負担が大きくなるかもしれません。時間割に加え、通学時間、授業外の練習、公演前の予定まで考えて、無理なく通えるかを確かめましょう。
費用は、卒業までの学費に、教材、発表会、写真撮影、音声制作などの別途費用があるかを確認します。何が授業料に含まれるかは学校で異なります。項目の見方は、声優専門学校の学費と卒業までの総額を参考にしてください。
正確な情報は公式サイトと入学年度の募集要項をご確認ください。費用や履修条件で不明な点は学校の担当窓口へ、借入れや返済計画を含む資金面の最終的な判断は、必要に応じて専門家にご相談ください。
進学前によくある疑問
最後に、授業内容や年数、講師について迷いやすい点を確認します。あなたの志望校へ質問するときにも役立ててください。
声優専門学校の授業と期間のFAQ
Q1. 未経験でも声優専門学校のカリキュラムについていけますか?
A. 基礎から学べる課程はあります。ただし、授業の進み方や補習の仕組みは学校ごとに異なります。発声や演技をどの段階から始めるか、個別の助言や相談を受けられるかを確認してください。体験授業では、助言を理解して次の練習に移れるかも見てみましょう。
Q2. 声優専門学校は何年制を選べばよいですか?
A. 年数だけでは決められません。2年制なら基礎から応募準備までの進め方、3年制や4年制などなら追加の期間で学ぶ内容を比べましょう。卒業までの費用、通学中の練習時間、卒業予定時期も判断材料です。長く通うこと自体が所属やデビューを保証するわけではありません。
Q3. アニメ声優志望でも歌やダンスの授業は必要ですか?
A. 必修か選択か、何を学ぶための授業かによります。歌唱活動や身体表現につながる一方、すべての声の仕事で同じ技能が求められるわけではありません。苦手という理由だけで候補から外さず、初心者向けの指導と、発声・演技・収録に割く時間を合わせて確認してください。
Q4. 有名な声優が講師なら毎週直接教えてもらえますか?
A. 講師紹介に名前があるだけでは、毎週教わるとは限りません。通常授業の担当か特別講義の登壇者かを確認し、希望する校舎・専攻・学年の担当予定を聞いてください。担当変更の可能性もあるため、講師一人の名前に加えて、継続的な指導体制も見ましょう。
Q5. 声優とeスポーツや漫画・アニメを同時に学べますか?
A. 学校や専攻によります。同じ学校に学科があること、他分野の授業を履修できること、共同制作へ参加することは別です。受講条件や追加費用、制作の参加条件を確認しましょう。声優が第一希望なら、関連分野を学んでも発声・演技・収録の実技時間を確保できるかが大切です。
カリキュラムと講師選びのまとめ
声優専門学校を選ぶときは、好きな授業があるかに加えて、その授業であなたがどう練習し、何を身につけられるかまで見てください。最後に、比較の軸を振り返ります。
- 発声・演技・アフレコに加え、ナレーションや歌、ダンス、応募準備の内容を見る
- 修業年数だけで決めず、学年ごとの到達目標と卒業までの費用を比べる
- 講師の担当科目・頻度と、一人ずつ助言を受けてやり直せる機会を確認する
- 複合分野を学ぶ場合も、声優実技の時間と履修条件を確かめる
まずは気になる学校の資料を取り寄せ、時間割と講師の担当を見比べてみましょう。分からない部分を質問にしてから体験授業へ行くと、華やかな紹介だけでは見えない日々の学びに目を向けられます。あなたが繰り返し演じ、納得して練習を続けられる環境を選んでくださいね。
