こんにちは。スターゴシップバズ、運営者の「T」です。
テレビで見ない日はないほど大活躍の女優、吉田羊さん。「そういえば吉田羊さんって、いつからこんなに有名になったんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか。年齢非公開でミステリアスな雰囲気もありつつ、バラエティ番組で見せる気さくな人柄も魅力的ですよね。実は彼女、長い下積み時代を経て、ある作品をきっかけに一気にブレイクした遅咲きの実力派なんです。
この記事では、吉田羊さんが有名になった作品である『HERO』を軸に、ポカリスエットのCMが与えた影響、若い頃の下積みエピソード、そして近年の代表作までを網羅的に解説していきます。この記事一本で「吉田羊さんがなぜ有名になったのか」がしっかり分かる構成にしています。
- 吉田羊さんが一躍有名になったきっかけのドラマと役柄
- 長い下積み時代を支えたエピソードとブレイクの経緯
- 年齢非公開を貫く理由とプロフィールの秘密
- 『コウノドリ』や『不適切にもほどがある!』など必見の代表作
吉田羊が有名になった作品とブレイクの道のり
今や国民的女優として確固たる地位を築いている吉田羊さんですが、最初から順風満帆だったわけではありません。むしろ「遅咲き」という言葉がぴったりで、30代後半までほぼ無名の存在でした。ここでは、彼女がどのような道を歩み、どの作品をきっかけに有名になったのかを時系列で丁寧に解説していきます。
デビュー前の若い頃や下積み時代の活動
↑イメージ:スターダスト作成
吉田羊さんは、テレビドラマからキャリアをスタートさせた女優ではありません。大学在学中に演劇の世界に魅了され、卒業後は小劇場を中心に舞台女優として活動を続けていました。その期間は実に約10年。華やかなスポットライトとは無縁の、地道な下積みの日々だったそうです。
所属していたのは「劇団東京スウィカ」。当時は観客数も限られ、収入はほとんどなく、生活費を稼ぐために葬儀屋、引っ越し業者、飲食店など数多くのアルバイトを掛け持ちしていたと語られています。体力的にも精神的にも厳しい状況だったと思いますが、それでも舞台に立つことをやめなかった点に、彼女の芯の強さを感じます。
この下積み時代に培われたのが「声の通り」「間の取り方」「感情表現の幅」。映像作品で吉田羊さんが放つ独特の存在感は、舞台経験があるからこそ生まれたものだと思います。2007年、舞台『とんでもない女』への出演が映像関係者の目に留まり、ついにドラマの世界へと足を踏み入れることになります。
朝ドラ『純と愛』など初期の出演ドラマ
舞台から映像の世界へ進出した吉田羊さんが、徐々に知名度を上げていく転機となったのがNHK作品への出演です。2008年の朝ドラ『瞳』では看護師役として出演し、西田敏行さんとの自然な掛け合いが業界内で評価されました。
そして一般視聴者に強く印象づけたのが、2012年放送の連続テレビ小説『純と愛』です。彼女が演じたのは、ヒロインの上司・桐野富士子。冷静沈着で妥協を許さないキャリアウーマンという役柄は、それまでの朝ドラにはあまりいなかったタイプで、「この女優は誰?」と話題になりました。
桐野富士子というキャラクターは非常に人気が高く、異例とも言えるスピンオフドラマ『富士子のかれいな一日』が制作されました。脇役から主演へという流れは、吉田羊さんの実力がしっかり評価されていた証拠ですね。
出世作『HERO』での馬場礼子役の評価
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吉田羊さんが「有名になった作品」を語るうえで、絶対に外せないのが2014年放送のドラマ『HERO』(第2シリーズ)です。木村拓哉さん主演の国民的ドラマの続編という注目度の高い作品で、彼女は城西支部の女性検事・馬場礼子役に抜擢されました。
馬場礼子は、仕事には厳しい一方で人間味あふれるキャラクター。過去の恋愛を引きずる一面や、同僚との軽妙な掛け合いなど、シリアスとコメディを自在に行き来する役どころでした。吉田羊さんはこの難しい役を自然体で演じ、視聴者から一気に支持を集めます。
役作りのために11年ぶりに髪をボブカットにしたことも話題になりましたね。この作品をきっかけに知名度は一気に全国区へ。東京ドラマアウォード2015助演女優賞を受賞し、名実ともに「売れっ子女優」の仲間入りを果たしました。
ポカリスエットなど話題のCM出演の影響
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『HERO』でのブレイクと並行して、吉田羊さんの好感度を爆発的に押し上げたのがCM出演です。特に印象的だったのが、2015年から放送された大塚製薬「ポカリスエット」のCM。鈴木梨央さんと母娘役で共演し、等身大の母親像を演じました。
走る娘を見守る姿や、言葉少なに背中で支える演技は「泣けるCM」としてSNSでも拡散され、吉田羊さん=信頼感・安心感というイメージが一気に定着します。その結果、CM起用が急増。
2016年にはタレントCM起用社数ランキングで女性部門1位を獲得しています。
(出典:ビデオリサーチ「タレントCM起用社数ランキング」)
ドラマでの演技力に加え、CMでの親しみやすさが相乗効果となり、幅広い世代に認知される存在になりました。
年齢非公開の理由とプロフィールの秘密
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吉田羊さんといえば「年齢非公開」も大きな特徴です。多くの女優が年齢を公表する中、あえて非公開を貫く理由について、彼女は「役に年齢の先入観を持ち込まれたくない」と語っています。
30代にも40代にも、時には60代にも見える役柄を演じ分けたい。そのためには実年齢という数字が邪魔になる、という考え方ですね。これは舞台出身ならではの「役そのものを見る」という価値観の表れだと思います。
ジュエリーベストドレッサー賞40代部門を受賞したことで世間的に年代が推測されましたが、それでも公式プロフィールでは非公開を継続。プロ意識と遊び心を併せ持つスタンスが、吉田羊さんらしいですね。
吉田羊が有名になった作品に続く主な代表作
『HERO』でブレイクして以降、吉田羊さんは話題作に次々と出演し、そのたびに評価を高めてきました。ここでは、彼女のキャリアを語るうえで欠かせない代表作をジャンル別に深掘りしていきます。
『コウノドリ』シリーズの人気出演ドラマ
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医療ドラマ『コウノドリ』シリーズでは、ベテラン助産師・小松留美子役を演じました。命と向き合う現場で、妊婦に寄り添いながらもスタッフを鼓舞する存在で、視聴者から「理想の助産師」と評されました。
明るく振る舞いながらも内面に葛藤を抱える姿を丁寧に表現し、『HERO』とはまったく異なる魅力を発揮。この作品で橋田賞新人賞を受賞し、実力派女優としての評価を確立します。
映画『ビリギャル』での演技と受賞歴
映画『ビリギャル』では、娘を信じ抜く母親役を熱演。感情を押し付けず、静かに支える演技が多くの観客の涙を誘いました。
この作品を含む一連の映画出演により、ブルーリボン賞助演女優賞、日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。映画界でも確かな存在感を示しました。
初主演ドラマ『コールドケース』の魅力
WOWOWドラマ『コールドケース ~真実の扉~』では、初の連続ドラマ主演に挑戦。過去の未解決事件と向き合う刑事・石川百合を、抑制の効いた演技で表現しました。
派手さはないものの、静かな迫力とリアリティが評価され、シーズン3まで続く人気シリーズに成長。「主演でも成立する女優」であることを証明した作品です。
近年の話題作『不適切にもほどがある!』
2024年放送の『不適切にもほどがある!』では、社会学者という知的な役柄で出演。昭和と令和をつなぐ語り部的存在として、物語に深みを与えました。
コミカルな演技と社会風刺を両立させるバランス感覚は、長年のキャリアがあってこそ。改めて「どんな作品にも必要とされる女優」だと感じました。
舞台出身女優としての実力と近年の評価
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舞台女優としての評価も非常に高く、シェイクスピア劇『ジュリアス・シーザー』で男性役ブルータスを演じたことは大きな話題になりました。この舞台で紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞しています。
映像で得た人気に甘んじることなく、常に原点である舞台に立ち続ける姿勢こそが、吉田羊さんの最大の魅力かもしれません。
まとめ:吉田羊が有名になった作品を解説
吉田羊さんが有名になった最大のきっかけは、2014年のドラマ『HERO』馬場礼子役でした。しかし、その裏には10年以上に及ぶ下積みと、数々の地道な出演作があります。
年齢に縛られず、役そのものと向き合い続ける姿勢。だからこそ彼女は、どんな作品でも自然と「印象に残る存在」になるのでしょう。
これから先、どんな役で私たちを驚かせてくれるのか。吉田羊さんの今後の活躍にも、引き続き注目していきたいですね。
